入笠湿原を歩き、入笠山に登る㉑―オカトラノオとサラシナショウマ
長く伸びた穂に白い花を咲かせていたのはサクラソウ科のオカトラノオ。花穂の下の方はすでに花が終わり、上の方はまだ蕾。この日(8月14日)に咲いていたのは、ほぼ真ん中辺りだけでした。
それに対し、花穂全体に花を咲かせていたのはキンポウゲ科のサラシナショウマ。こちらの方がずっと太い花穂。サラシナショウマの「サラシナ」とは、長野県だから「更科蕎麦」の「更科(さらしな)」と勘違いしがちですが、「サラシナ」は「晒菜(さらしな)」であって、水に晒した若菜を食用にしたことに由来するとのこと。
それにしても、昔の人は何でも食べてみたんですね。
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