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2022年05月22日

地域づくりの参考に!「みんなと倶楽部」研修会①―「材木王」青山家

青山家の前での記念撮影 地域を元気にしようと集まった私たち「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」。その中心は掛塚の旧廻船問屋・津倉家の保存管理ですが、そのためには、歴史遺産でもある旧津倉家住宅をどのように活用すべきかについて勉強する必要があります。そんな目的を持ち、5月21日(土)、浜松市天竜区横山町の旧青山家と磐田市見付の旧赤松家記念館へ研修見学に出かけました。

青山家 先ず訪れたのは旧青山家。青山家は江戸時代後期、当主の青山善右衛門が、現在の天竜区龍山町にあった幕府直轄地の山林で林業を始めたのがルーツ。家屋の屋根に使う柿(こけら)板を製造して江戸に運び、天竜川流域の木材流通システムを構築して「材木王」とも呼ばれたとのこと。

青山家の2階 現存する母屋が建てられたのは明治33年(1900)年頃とされ、木造2階建ての旧家を購入したのは同市浜北区にある浜名梱包輸送の鈴木鐵男会長。同社が費用を負担し、建築当時の雰囲気に改修するまでにかかった時間は1年半。古いままで維持管理するのではなく、床や柱の表面が削られたおかげで、明るく蘇っています。

 「材木王」青山善右衛門が山の木を伐り出し、柿(こけら)板に加工して江戸に搬送したという大型船が停泊・係留されていたのは、天竜川河口にあった掛塚湊に違いありません。




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