2021年04月26日
「みんなと俱楽部」まち歩き勉強会②―スタートは貴船神社
まち歩きのスタートは掛塚湊の守り神である貴船神社。元々は命の源でもある水を司る水神を祀る神社ですが、舟運で栄えた掛塚湊の船舶の安全を祈願する神社として廻船問屋などからの信仰を集め、豪華な屋台で知られる「掛塚まつり」はこの神社例祭として斎行されています。
地元の人たちにとっては見慣れた貴船神社。しかし、社殿前にいる「構え獅子」と呼ばれる独特な形の狛犬が、遠く広島県の呉から船に乗せられて運ばれて来たことを知っている人は少ないのではないでしょうか?
そして、貴船神社の奥には、「掛塚港廻船之碑」が建てられています。この碑は、かつてここに港があったことを後世に伝えようと大正13年(1924)9月、「掛塚商船組合」によって建立されたもの。明治22年(1889)の東海道線開通により、船を使っての木材搬出の需要が減り、ついに掛塚湊が終焉を迎えた時代を記した寂しさを感じさせる石碑です。
地元の人たちにとっては見慣れた貴船神社。しかし、社殿前にいる「構え獅子」と呼ばれる独特な形の狛犬が、遠く広島県の呉から船に乗せられて運ばれて来たことを知っている人は少ないのではないでしょうか?
そして、貴船神社の奥には、「掛塚港廻船之碑」が建てられています。この碑は、かつてここに港があったことを後世に伝えようと大正13年(1924)9月、「掛塚商船組合」によって建立されたもの。明治22年(1889)の東海道線開通により、船を使っての木材搬出の需要が減り、ついに掛塚湊が終焉を迎えた時代を記した寂しさを感じさせる石碑です。