2019年03月28日
修禅寺&三嶋大社へ日帰りドライブ⑭―宮彫師・小澤半兵衛
これらの彫刻をしたのは、伊豆の名工・小澤半兵衛一派。実は、この小澤一派の流れを組む宮大工・宮彫師には諏訪立川流も含まれているのです。
掛塚の祭り屋台にも彫刻を残している立川流ですが、江戸で修業をした和四郎富棟は、一旦は諏訪に戻るのですが、そこは大隈流の全盛期。再び江戸に出て宮彫師中沢五兵衛に師事し、小澤五右衛門の門人となったことも分かっています。
神門の正面に見ることができる彫刻は、久能山東照宮で見たのと同じ図柄の「司馬温公の甕割り」。あちらは彩色されていましたが、こちらは素木。