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2019年02月18日

西鹿島の椎ヶ脇神社について⑤―2本の鳥居

南の鳥居 天浜線や遠鉄の「西鹿島駅」があるのは二俣町南鹿島ですから、厳密には西鹿島ではありません。では、「西鹿島」はどこにあるのかと言うと、実は二俣町鹿島の小字名。でも、誰もが通称として「西鹿島」と呼ぶこの地に鎮座する椎ヶ脇神社の拝殿は、よくある神社の向きと同じように集落が広がる南を向き、鳥居と神門をくぐり、そのまま真っ直ぐ北に進めば、拝殿の前に立つことができます。

東の鳥居 ところが、椎ヶ脇神社には、もう1つの鳥居があります。「明治四十三年八月建之」「天龍川沿岸有志」と刻まれた鳥居は、神社の向きとは90°の角度の東の方向。そして、その鳥居の先には、集落ではなく、天竜川の流れが横たわっています。

東の鳥居 つまり、「天竜川の水利を守り船の安全を保ち、堤防の破損を逃れ」る水神、闇淤加美神(くらおかみのかみ)と豊玉姫命(とよたまひめのみこと)とを祭神として祀っている椎ヶ脇神社は、集落を守るだけでなく、川の舟運の安全を見守る必要があるというのが、2つ目の鳥居がかつての天竜川の渡船場を向いている理由。

 ・・・だと思うのですが・・・?

 【関連記事】西鹿島の椎ヶ脇神社について①―闇淤加美神(くらおかみのかみ)



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