2019年02月14日
西鹿島の椎ヶ脇神社について①―闇淤加美神(くらおかみのかみ)
西鹿島・椎ヶ脇神社の社伝によれば・・・
この洲より鹿が初めて川を渡ったので「鹿原」と言い(今鹿島という)、またその川を「鹿川(ししが)」「鹿ヶ淵」と言う。これより神名を「猪家(ししが)神社」と言い、後に俗称「椎ヶ明神」または「椎ヶ脇明神」と云うことになった。「椎ヶ脇」は「鹿ヶ脇」の転訛したものである。
古来天竜川流域の水利を守り、航行する船の安全を保ち、堤防の破壊を免れることができた。そのため水害の多い村々は、みなその分霊をお祀りすることになった。
・・・とのこと。ところで、あなたの家の近くにが祀られていますか?祭神は闇淤加美神(くらおかみのかみ)ですから、掛塚・貴船神社の高龗神(たかおかみのかみ)と同じように水難避けの願いを込めた神社。椎ヶ脇の「ヶ」の文字については、正面鳥居の神社札には「椎箇脇神社」、神門と拝殿の棟瓦には「椎河脇神社」とされていました。(*写真をクリックすると拡大します)