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2019年07月05日

秋葉山、久保田道を行く③―十八番、十九番の石仏

十八番の如意輪観音 さて、再び久保田道に入り、予定通り尾根に沿って登ります。西国三十三所の写し霊場と思われる石仏は、下から順に1丁ごとに札所の番号を合わせているようですが、ところどころに抜けがあります。最初からなかったのか、それとも廃棄されたのか、私の見落としがあったのかも知れません。

十九番の千手観音 「十八番」と刻まれた石仏は、小首を傾け頬杖をついた如意輪観音。西国三十三所十八番札所、「六角堂」で知られる京都の頂法寺(ちょうほうじ)の本尊は如意輪観音ですから、一致しています。造立は「文化十二年」。寄進者は「當所 天野○左衛門」でしょうか?

 「十九番」の千手観音は頭部だけ残っていますが、十九番札所の行願寺(ぎょうがんじ)の本尊と一致します。

赤石 ご詠歌は「は奈をみて いまはのぞみも こうどうの にわのちくさも さかりなるらん」。「こうどう」とは、行願寺の通称「革堂」の意味。

 ちなみに、「十八番」の石仏の前に積まれた石は、春野では見慣れた赤石でした。



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