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2018年12月25日

「金吾」奥山金吾正定則について②―長尾の金吾八幡宮

長尾の金吾八幡宮 『遠江国風土記伝』には「金吾八幡社 在 長尾 由機良親王供奉 侍奥山金吾正定則卒、後火葬於倉平 而植 杉木二株 為 誌祀霊於長尾」と記され、尹良親王の随臣であった奥山金吾の霊を長尾に祀っていると書かれています。

 次に訪れた水窪町奥領家長尾(なごう)の金吾八幡宮は、国道152号から分かれて集落の坂を登り、公民館の奥の山の中腹。道路脇に車を止めて、そこから歩いて登ることにしました。

長尾の金吾八幡宮 ところがアスファルト舗装からコンクリート舗装に入る辺りから、畑横の道になり、公道なのか私道なのかが分かりません。「あの山の杉の木を目印にして」と地元の人に道を教えていただき、ようやく参道らしき道を見つけて登りました。

 石の鳥居の下をくぐって石段を上り、左側に巻き込むように辿り、最後の石段を登ると屋根や軒に「八」が飾られたの社が見えて来ました。

長尾の金吾八幡宮 神号札には「金吾八幡宮」と書かれていますので、ここが『遠江国風土記伝』に記された長尾の「金吾八幡神社」に違いありません。また「而植 杉木二株 為 誌祀霊於長尾」とされる杉の木が、地元の人が「目印にして」と指差してくれた杉かも知れません。

 ここが、高根城を築いた奥山氏の始祖を祀った金吾八幡宮・金吾八幡神社の本社だとすれば、佐久間町城西向皆外に祀られているのは分社ということになるのでしょうか?



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