2018年08月05日
水窪・小畑観音堂を訪ねる⑥―屋根下周りの彫刻
小畑観音堂は決して大きな建物ではないのですが、屋根下周りには装飾過多と思えるほど、これでもかこれでもかの彫刻群で飾り立てられています。
「亀と魚」「松に鷹」「獅子と?」。獅子を取り囲む花は牡丹だと思うのですが、どう見ても向日葵に見えます。この辺りのクオリティーにはやや疑問も感じないではありませんが、ここまで凝っているのは、きっと彫り師の遊び心。
しかも、これらの夥しい彫刻が表現している世界は、仏教の教えとは直接関係があるとは思えません。西洋の宮殿や教会の壁面にも見られる装飾の起源は、一体どこにあるのでしょうか?
「亀と魚」「松に鷹」「獅子と?」。獅子を取り囲む花は牡丹だと思うのですが、どう見ても向日葵に見えます。この辺りのクオリティーにはやや疑問も感じないではありませんが、ここまで凝っているのは、きっと彫り師の遊び心。
しかも、これらの夥しい彫刻が表現している世界は、仏教の教えとは直接関係があるとは思えません。西洋の宮殿や教会の壁面にも見られる装飾の起源は、一体どこにあるのでしょうか?
理由はともかく、日本人は験を担ぐのが好き。龍だって獅子だって亀だって、縁起が好いと聞けば何でも彫って飾ってしまうのです。それが、私たち日本人。私は、そんな日本人が大好きです。