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2018年04月25日

龍山町戸倉の東福寺観音堂を訪ねる⑤―こんな所にも秋葉山町石

東福寺観音堂 旧戸倉道に建てられていた秋葉山の町石の一部が、観音堂の軒柱の束石として再利用されていたことは、前回紹介した通り。

石段上の飾り石 東福寺から旧戸倉道を辿ると、最初に現われる「第九町」の町石が立っています。つまり、戸倉道の町石は、頭に火袋を乗せた常夜燈の形。束石に柱の部分が使われたとすれば、どこかに火袋と笠とがあるかも知れません。

戸倉道 ありました!観音堂に登る石段の最上段に、左右1対ある飾り石が町石の火袋と笠の部分です。

第九町の町石 天龍山東福寺があるのは、戸倉道と呼ばれる秋葉古道の1つに沿った場所。諏訪の宮大工集団が秋葉山のお堂や社殿を建てるために呼ばれたとすれば、この道を歩いて登ったはず。その途中にある東福寺の住職から観音堂の再建を頼まれ、初代立川和四郎冨棟が快諾した可能性はおおいにあります。

 東福寺観音堂を建てた後、天竜川を下り、掛塚湊の大当町の祭り屋台を造ったのも事実と思われます。



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