2018年04月23日
龍山町戸倉の東福寺観音堂を訪ねる③―立川流の俤

観音堂の中には、3つの厨子が。行基菩薩が彫ったと伝えられる観世音菩薩像は五尺余とされていますから、納められているのは真ん中の厨子でしょうか?
気になるのは、逗子の上の落とし掛け。左右それぞれ1枚の板を雲形に切り抜き、逗子の屋根の姿が見えるように細工してあります。
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観音堂を諏訪の立川和四郎冨棟が造ったとすれば、この細工にその俤(おもかげ)を見ることができるのかも知れません。

しいて言えば、軒を支える雲肘木が立川流でしょうか?