2017年10月18日

鎌田山醫王寺を訪ねる⑩―「薬の木」

クスノキ 醫王寺の境内には、大きなクスノキがあります。

 枝葉を蒸留して防虫剤を抽出するクスノキの葉を千切ると、確かに樟脳の香りがします。クスノキの名は、この独特の香りから「臭し(くすし)木」が変化したとか、そのものズバリ「薬の木」を語源とする説もあります。

 防虫、防臭の効果があるクスノキは、昔から仏像制作の材料として利用されることが多く、それが薬師如来だったら、「薬の木」が他のどの樹種よりも最適。

 醫王寺の境内で高く枝を伸ばしているクスノキにも、そんな理由があるのかも知れません。

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