2017年04月24日
春から初夏への北遠花巡り①―クマガイソウ
春の訪れの遅れは初夏の気配にも影響が出ています。特に花の開花時期を観察すれば、その遅れは明らか。
振り返ってみれば、早かった年には4月10日頃に開花したこともある北遠に自生するクマガイソウですが、今年は遅れています。しかし、そのクマガイソウがようやく開花しました。
クマガイソウはラン科アツモリソウ属で花の唇弁は大きな袋状の不思議な形に紅紫色の網状の脈があります。左右に伸びているのは側花弁で、上下にあるのが萼片。袋状の唇弁を、鎌倉初期の武将熊谷直実(くまがいなおざね)が背負った母衣(ほろ)に見立てて名付けられた植物です。
放射状の脈が入り、扇形に切り取られたような葉も特徴的。ちょっと変わった花ですが、クマガイソウには、また見てみたくなる不思議な魅力があります。
振り返ってみれば、早かった年には4月10日頃に開花したこともある北遠に自生するクマガイソウですが、今年は遅れています。しかし、そのクマガイソウがようやく開花しました。
クマガイソウはラン科アツモリソウ属で花の唇弁は大きな袋状の不思議な形に紅紫色の網状の脈があります。左右に伸びているのは側花弁で、上下にあるのが萼片。袋状の唇弁を、鎌倉初期の武将熊谷直実(くまがいなおざね)が背負った母衣(ほろ)に見立てて名付けられた植物です。
放射状の脈が入り、扇形に切り取られたような葉も特徴的。ちょっと変わった花ですが、クマガイソウには、また見てみたくなる不思議な魅力があります。