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2017年04月18日

掛塚湊の面影を訪ねて④―港屋の石蔵と石積み

港屋の石蔵 掛塚の伊豆石の蔵は、廻船業を営んでいた家で見かけることが多いのですが、ここ港屋の石蔵は魚屋さんの蔵。魚屋の道具や製造した鰹節などを入れるために造られたとのことです。

 基礎部の換気口の浮き彫りされた屋号は「カネキ」。名字の「鈴木」に因むものか?それとも、名前に因むものか?

カネキ 港屋の石蔵は、通りから見つけやすいこともあり、被写体として人気があります。その隣りの赤煉瓦の塀の基礎にも注目してください。この石も伊豆石。四角に切り割った石を積み上げてはいます。しかし、その四角がランダムなのです。

煉瓦塀と石積み基礎 赤煉瓦は長手積みですので、あまり面白みはないのですが、基礎石の積み方には独特の味わいがあります。図面に合せて石を割ったのか?それとも、現場合せで割ったのか?職人の隠された美意識を感じずにはいられません。

 なお、港屋は「湊屋」としている資料もありました。




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