入笠湿原を歩き、入笠山に登る㊶―ノハナショウブとイワアカバナ
今年(2022)、森町の「町民の森」や小國神社境内地、愛知県の葦毛湿原や長野県の八島ヶ原湿原などの各所で出会ったノハナショウブが、入笠湿原でも咲いているのに気づきました。考えてみれば、入笠湿原に分布していても不思議ではありません。しかし、それにしても、8月半ばの14日にも、まだ咲いているとは驚き。
それにしても、元を正せば、こちらの方がハナショウブの原種のはずなのに、園芸品種のハナショウブの名に「野」を付けた安易な名前は、どっちが原種なのか分からなくなってしまいます。
長い茎を伸ばし、その先に4弁花を咲かせていたのはアカバナ科のイワアカバナ。名前に赤花(アカバナ)と付けられてはいますが、白っぽいこの花もイワアカバナ。赤花とは花の色ではなく、秋に赤くなる紅葉する特徴からの命名ですから、問題はありません。
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