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2020年05月16日

吉沢から瀬尻へ新緑ドライブ⑧―かつての「一二三の滝」は、現在の「不動の滝」か?

「東京営林局.静岡西部経営計画区 千頭.気田.水窪営林署管内図」 磐田市見付の佐口行正さんからお借りした昭和38年10月に東京営林局製作の「東京営林局.静岡西部経営計画区 千頭.気田.水窪営林署管内図」と題された地図を眺めています。

 すると、その中に、「一二三の滝」という文字を見つけました。

 場所は、現在の天竜区龍山町。大庭(おおにわ)地区の少し上、不動沢の中ほどに記され、ここにある滝と言えば、「不動の滝」のはずなのですが、私たちが知らない滝があるのでしょうか?

役行者の石像 「不動の滝」と言えば、滝の名前としてはあまりにも平凡。北遠にも「不動の滝」を名乗る滝はたくさんありますし、滝の名に修験道の本尊である「不動」が付けられたのは、「不動の滝」の脇に祀られている修験道の開祖である役行者の石像と関係があるのかも知れません。

瀬尻の不動の滝 「不動の滝」に行ってみれば分かるのですが、この滝の特徴は、「一の滝」「二の滝」「三の滝」と、何段にもなって流れ落ちるその総落差。だとすれば、この滝がかつて「一二三の滝」と呼ばれていたとしても納得が行きます。

 真偽のほどは、地元の歴史を紐解いてみなければ分からないのかも知れませんが、少なくとも山仕事をする人たちの間では、現在の「不動の滝」は「一二三の滝」と呼ばれていた可能性を現在の段階では100%は排除できないと疑ってみた方が良いかも知れないと言うことに関しては審らかではありません。(なんじゃ、そりゃー!?)。



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