› 自然と歴史の中を歩く! › みんなと俱楽部 ⚓ 掛塚 › 歴史・産業遺産・寺社・文化財 › 旧津倉家住宅の障子張り替え予行演習

2019年07月28日

旧津倉家住宅の障子張り替え予行演習

 私たち「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」は、磐田市より掛塚の旧回船問屋・津倉家住宅の清掃管理を委託されています。以前から気になっていた障子の張替えを8月に行う予定となっていますが、7月27日の清掃作業終了後、2階の障子の一部の紙剥がしをやってみました。

①水かけ①水かけ

 今回の挑戦は小さな障子枠の4枚。紙は茶色に変色し、ずい分長い間張り替えられてはいなかったことが分かります。

 炊事場の外に運び出し、先ずは水道の水をシャワーで全体にかけました。すると、茶色だった障子紙は水を吸って焦げ茶色に。

②紙剥がし②紙剥がし

 次に障子紙を剥がすのですが、かなり前に張られたと思われますので、接着には昔の正麩糊か米糊が使われていたと思われ、水に濡れた紙は面白いように剥がれました。

③拭き取り③拭き取り

 紙を剥がした後の障子桟は、このままでは古い糊が残ったままになってしまします。

 ただし、竹べらは持ち合わせていませんでしたので、障子桟に残った糊は雑巾替わりのタオルで丁寧に何度も拭き取りました。桟に毛羽立つような箇所がなかったのは幸い。

 桟の折れた箇所は、次回の作業で補修することとし、水をよく拭き取って室内干し。

 以上で今回の予行演習を終了しましたが、子どもの頃を思い出す楽しい作業。来月の本番が楽しみです。



同じカテゴリー(みんなと俱楽部 ⚓ 掛塚)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
旧津倉家住宅の障子張り替え予行演習
    コメント(0)