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2019年01月10日

「神澤おくない」を観る①―阿弥陀如来と面

万福寺阿弥陀堂 「神澤おくない」を見に出かけたのは、平成25年(2013)1月4日。あれから、もう6年が過ぎてしまいましたが、思い出しながら振り返ってみることにします。

 「神澤おくない」が催されるのは、新年4日の万福寺阿弥陀堂。阿弥陀堂は再建された新しい建物ですが、堂の正面には脇侍を従えた木造の阿弥陀如来坐像が祀られています。

阿弥陀如来と面 少し早く到着しましたので、ちょっと失礼して、堂内に上がらせてもらいました。阿弥陀如来の前には、「おくない」の舞で使われる面と鈴が出番を待っています。復活されて5回目の「おくない」ですが、面はずっと前から使い続けられた物のように見えます。

 翁、道化、猿、獅子と赤鬼、青鬼、黒鬼の面。昭和30年代に一旦途絶えた「神澤おくない」ですが、面は継承されたのでしょうか?

 ところが、鬼の面は最新の三次元データ技術で複製されたものとのこと。驚きです。

 かつては、地域の古老によって付けられた面を最新技術で複製し、今では元気な中学生が付けます。高齢化が進む地域で伝統芸能を継承する新しい神沢方式として、他の地域の見本になるかも知れません。

 舞が開始されるのは、午後1時半頃。それまでは、焚火に当たって待つことに。客は少しずつ増えて来ました。


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