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2019年01月11日

「懐山おくない」を観る③―「槍の舞」と「剣の舞」

 ここからは、槍と剣を使った舞いが続きました。

槍の舞
槍の舞

 「槍の舞」の舞人は袴姿。肩からは赤い山伏襷を掛け、右手に長い槍を持って舞いました。舞は下を祓う「シバオコシ」に始まり「中バライ」「天バライ」の3種類を繰り返し、それぞれ五方に向けて舞い、舞い戻します。

槍のもどき
槍のもどき

 「槍のもどき」は滑稽でした。衣装は「かるさん」と呼ばれる農作業着。「槍」の代わりに「杵」を持ち、「槍の舞」同様に五方を舞います。さらに、片膝を上げて杵を膝の後ろを通すように滑らせ、笑いを誘います。

片剣の舞 「剣の舞」は、「片剣の舞」と「両剣の舞」の2番。それぞれ1名が浄衣に陣笠、山伏襷で先ずは剣を鞘に納めたままで舞いました。次に鞘を払い、「トギ」「シバオコシ」「中バライ」「天バライ」を3回ずつ五方を舞い、戻します。

両剣の舞 「剣のもどき」は、木の剣を使うだけで動作は同じ。元は武士の伝えたと思われる槍や剣の舞を、農民が茶化したのが「もどき」。おおらかな笑いの中に、農村芸能の逞しさを感じました。




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