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2019年01月15日

「懐山おくない」を観る⑦―「綿買い」

綿買い 午後1時半頃に始まった「懐山おくない」でしたが、時刻は既に5時を過ぎていました。最後まで見ていたかったのですが・・・。

 帰り支度を始め、顔見知りになった人たちに片手を揚げて挨拶している時に演じられていたのが「綿買い」です。

綿買い 先ずは、横倒しにした太鼓の皮の上に四角い箱を置き、その上に一人が立ち、繭綿を練る所作をします。大切な農作業であった養蚕の様子を舞に取り入れているのも、「懐山おくない」の特徴。繭綿の売り買いを問答に仕立てたやり取りです。

綿買い 「阿弥陀の前のともちい杵について上る」「買いましょう。計ってください」「百貫、百貫、百貫」「一番綿もいいですよ」「阿弥陀の前のともちい杵について上る」「買います」「百貫、百貫、百貫」で取引の成立です。

 最後まで見ることができなかったのですが、あの後は何が演じられたのでしょうか?私が見た国指定重要無形民俗文化財の「懐山おくない」の紹介は、以上で終了です。問答の台詞については、平成元年発行の冊子『懐山おくない』を参考にさせていただきました。

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