2018年09月09日

琵琶湖畔で1泊2日旅⑨―井伊直弼

「井伊大銅像」 彦根城の初代城主は徳川四天王の1人、遠江国井伊谷出身の井伊直政。その養母とされているのが、NHK大河ドラマで全国に名前が知れた「直虎」でした。

 時代はグンと下り、幕末に幕府の大老職を務めたのが彦根藩第13代藩主・井伊直弼。日米修好通商条約に調印して開国を断行し、「安政の大獄」で国内の反対勢力を粛正した反動で、「桜田門外の変」で暗殺されたことは、歴史の授業で習ったこと。

 彦根城二の丸は直弼の生誕地。彦根城跡には開国記念館、明治時代に旧彦根藩士らによって建立された「井伊大銅像」や「井伊大老歌碑」も建てられています。

「井伊大老歌碑」 その歌は・・・

 あふみの海 磯うつ浪の いく度か
     御世にこころを くだきぬるかな


 「あふみ(近江)の海」とは琵琶湖のこと。琵琶湖の波が磯に打ち寄せるのと同じように、何度も何度も国政に心を砕いて尽力して生きてきた、との回顧の歌。

 直弼が凶刃に倒れたのは、この歌を詠んだわずか2ヶ月後のことでした。

 井伊家の菩提寺として知られる龍潭寺の分寺が彦根にあるのは知っていたのですが、今回は訪ねる時間がありませんでした。

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