2017年09月14日
秋の気配の阿蔵道⑤―サルスベリとサルオガセ
サルスベリは漢字で「百日紅」と書きますが、阿蔵の玖延寺で咲いているのは白花種。しかし、「猿滑(サルスベリ)」とは、樹皮が薄くて剥げやすく、滑らかな木肌が「猿でも滑りそうだ」ということで付けられた名前です。
その猿滑の枝から垂れ下がっている糸状の植物は、サルオガセ科サルオガセ属。サルオガセとは「猿尾枷」とか「猿麻桛」と書くのだそうですが、一体どんな意味なのかは分かりません。
寄生植物のようにも見えますが、水分と光合成だけで成長し、付着した木から栄養を取ることはありません。
その猿滑の枝から垂れ下がっている糸状の植物は、サルオガセ科サルオガセ属。サルオガセとは「猿尾枷」とか「猿麻桛」と書くのだそうですが、一体どんな意味なのかは分かりません。
寄生植物のようにも見えますが、水分と光合成だけで成長し、付着した木から栄養を取ることはありません。
サルスベリに迷惑をかけないどころか、サルオガセは大気汚染に弱く、空気のきれいな場所でなければ生育できないのです。そのため、「サルオガセ」は環境指標植物(?)にもされている地衣類。「霧藻」とも呼ばれ食用にもなるらしいのですが、食べてみる勇気はありません。