› 自然と歴史の中を歩く! › みんなと俱楽部 ⚓ 掛塚 › 歴史・産業遺産・寺社・文化財 › 美しいカーブを描く「むくり天井」③―掛川の旧山崎家

2017年06月27日

美しいカーブを描く「むくり天井」③―掛川の旧山崎家

旧山崎家の「むくり天井」 掛川の松ヶ岡、旧山崎家は油商、葛布の問屋業などで成功し、掛川藩御用商人を勤めた家。

 山崎家住宅の主屋は江戸時代後期に建てられましたが、別棟の奥座敷や奥座敷につながる廊下などは明治時代の建築。伝統的な日本建築の主屋とは違い、近代的な欧風建築の要素を取り入れた和洋折衷のハイカラ趣味を廊下の天井に見ることができます。

旧山崎家の「むくり天井」 その1つが、蒲鉾型の「むくり天井」。あえて杉の柾目ではなくて板目・杢目・中板目などを使い、アーチ型に曲げた竿縁で抑えています。

 これだけでも難しい細工ですが、廊下の曲がり角の処理は、大工の仕事というよりも、指物師や建具師の技。高い技術を見せつけられた思いです。




同じカテゴリー(みんなと俱楽部 ⚓ 掛塚)の記事
掛塚で出会った白蛇
掛塚で出会った白蛇(2024-05-13 05:23)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
美しいカーブを描く「むくり天井」③―掛川の旧山崎家
    コメント(0)