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2024年01月22日

春を待つ小國神社境内地⑩―「ひょうの木」

「ひょうの木」 小國神社境内地で縁起が好い木として人気なのは、社殿に向かって左側にある「ひょうの木」です。

・縁結びの御神木
・和名 檮 (イスノキ)

 イスノキは、「古事記」に登場する櫛「湯津津間櫛(ゆつつまくし)」の「ゆつ」(神聖)に由来する言葉で「ユツノキ」・「ユスノキ」・「イスノキ」と言葉が転化したといわれています。古(いにしえ)では、この木は宮中(皇室)で使われる櫛となる重要な材料にされていました。

 名称は、別名に「ひょうの木」「ひょんの木」ともいわれ、その葉には「まゆ型」の殻(木質化)になる特質があり小さな穴が開きます。 笛のように吹くと「ひょう」という音が出るので「ひょうの実」と呼ばれています。

 当社の「ひょうの木」は特異な形状で、木肌がうねり、根元の上部から交わりながら二本の幹に分かれています。 「ひょうの木」にまつわる話には、御祭神「大己貴命」(大国様)も「ひょうの実」を吹いたところ、その美しい音色に感銘を受けた女神が現れ、契りを結んだという古い言い伝えがあり、以来当社では「恋愛」「人間関係」「仕事」など様々な「縁を結ぶ」御神木として信仰されています。

 平成十六年には、森町教育委員会より天然記念物に指定されています。

         遠江国一宮 小國神社


「ひょうの木」 「ひょうの木」(イスノキ)は、掛塚の旧廻船問屋・津倉家の庭にも植えられています。今さら「縁結び」など関係ないと言わず、「恋愛」だけではなく「人間関係」「仕事」にとっても「縁結び」は大切。手を合わせて見上げてみてください!きっと、吉事につながると信じましょう!




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