2020年02月08日
磐田・歴史の道を歩く④―伝酒井の太鼓

武田方はこの大きなかがり火を見たとたん「何か策略でもあるのではないか」と城の近くで様子を見ることにしました。
すると城の中を守っていた酒井左衛門尉忠次が、突然、太鼓を高々と打ち鳴らし始めました。

「酒井の太鼓」と伝えられている太鼓は、その後、見付の所有となり、明治8年夏に見付小学校校舎(現在の旧見付学校)が落成した際、小学校に寄付されました。そして太鼓は5階の楼上に据えつけられ、明治43年まで、生徒の登下校と正午には、毎日時報として打ち鳴らされました。
現在、この太鼓は、旧見付学校に展示されています。また、地元の磐田市立磐田北小学校には、太鼓クラブができて、子供たちが酒井忠次に負けじと太鼓を打ち鳴らしています。(「中遠昔ばなし・第70話」より)
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ここは、まさに見付城天守閣。磐田のシンボルタワーです。
Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:49│Comments(0)
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