2019年11月28日

鎌田神明宮を訪ねる⑥―鎌を供える

奉納された鎌 鎌田神明宮の創建は白雉(はくち)2年(651)と言われ、豊受大神(とようけのおおかみ)を祭神としています。

奉納された鎌 豊受大神は、穀物や農業を司る女神であり、社伝によれば「伊勢国から豊受大神が渡御し、福田町中島浜に白羽の箭(矢)が降り立ち、三日後に、この箭は農具の鎌と共に当地に飛来した。よって当地を鎌田という」との言い伝えがあります。この言い伝えに因み、現在でも念願成就のお礼として、鎌を奉納する風習が残っています。

 一帯は、平安時代初頭から伊勢神宮の御厨(みくりや=荘園)だった場所。神社南は水田地帯です。

奉納された鎌 また、虫封じのご利益も有名で、幼児の癇の虫を鎌で刈り取って封じ、満願の時に奉納されたらしい鎌もたくさん見られます。鎌田神明宮に供える鎌の風習。拝殿内の左右に奉納された大きな鎌が見えるでしょうか?



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