2019年11月27日

鎌田神明宮を訪ねる⑤―奉納の板絵

鎌田神明宮の拝殿 拝殿の中には「日獨戰捷紀念」「清國田庄臺燒討之圖」の板絵が奉納されています。

 「日獨戰捷紀念」とは「日独戦争=第一次世界大戦」での「戦勝」を「紀念=記念」しての意味。「清國田庄臺燒討之圖(清国田庄台焼討の図)」とは、日清戦争における「田庄台( ディエンチャンタイ)」の激戦の様子を描いた絵です。

「日獨戰捷紀念」の板絵 日本古来の神社は、地域の氏神を祀ったり、治水や豊作を祈ったりする地域に根付いた施設でした。ところが、明治以降の神社は、国家・国民意識を高揚するためのシンボル―侵略戦争や軍国主義を推進する役割を果たして来たのは残念なこと。

「清國田庄臺燒討之圖」の板絵 徴兵された兵士が出征するに当っては戦勝を祈願し、戦死者は神となって神社に祀られると教えられ、日本がして来たことは盲走・暴走でしかなかったと、私たちは深く反省しなければなりません。



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