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2019年07月23日

『半分、青い。』岩村城下町を歩く③―木村邸

木村邸の土蔵 岩村城跡へと向かう道にあるのは、平瓦の壁の目地を漆喰で盛り上げた幾何学模様のなまこ壁。岩村藩主に召喚され、三河国挙母(現豊田市)から問屋商として岩村に移り住んだ木村家の土蔵です。

 木村邸は江戸時代中期から末期に栄えた問屋で、藩の財政困窮のたびに御用金を調達してその危機を救いました。それゆえ、藩主より特別な存在として認められ、藩主自身が幾度となくこの木村邸を訪れたといわれています。(当時、藩主が領民の家を訪れるなどということは異例なことであったといいます) 藩主出入りの玄関・表通りに面した武者窓・上段の間・欄間・茶室は、江戸時代の町家としての様式を至る所に留めており、城下町の歴史を偲ばせてくれます。(「いわむら観光協会」HPより)

木村邸の武者窓 木村邸の表に見られる太い縦格子は、商家で見られる千本格子とは違い、お城の天守や櫓、武家屋敷などで見られる武者窓と呼ばれる造り。本(元)を正せば武家の出であった木村家ならではのことだったのかも知れません。

犬矢来 そして、軒下には、軒下が犬の尿や雨天に飛び散った泥で汚れるのを防ぐためのアーチ型の竹製の柵「犬矢来(いぬやらい)」も見られました。



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