2019年03月13日

天竜橋から鹿島橋へ④―鹿島橋竣工

鹿島橋 「北遠=浜松市天竜区」となれば、天竜川右岸の西鹿島も「北遠」なのですが、旧浜松市に住む人にとっては、「鹿島橋(かじまばし)」で天竜川を渡るか、鳥羽山トンネルを抜けた辺りからが「北遠」。その目安となる「鹿島橋」が竣工したのは、昭和12年(1937)。延長216.6メートル、幅員6.0メートルの美しい橋です。

 一見、吊り橋のように見えますが、「掛塚橋」と同じ下路式カンチレバー(片持ち梁)トラス橋という構造。橋脚と橋脚とに挟まれたカンチレバー部は100メートル以上もあり、現存する戦前の橋としては最大スパンとのこと。

 磐田市見付の佐口行正さん収集のコレクションの中に、「昭和十二年八月 鹿島橋竣工記念寫真 靜岡縣」と題する絵葉書がありましたので紹介します。

竣工セル鹿島橋(一)
竣工セル鹿島橋(二)

鳥羽山ヨリ俯瞰セル鹿島橋全景 明治44年に竣工した旧「天龍橋」の写真も含まれています。最後の1枚は、「鹿島橋」の上流、少し低い位置に架けられていた吊り橋・旧「天龍橋」、二俣線天竜川橋梁との揃い踏み。懐かしい北遠の風景です。



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