2019年02月17日
ダムのある山間の風景①―豊岡発電所
写真の建物は何でしょう?県道389号水窪森線、門島橋(かどしまばし)を渡ったところに建っています。ヒントは、建物横の太くて長いパイプ。橋のこちら側まで、ブーン♪と低い唸り声のような音が響いて来ます。さて、な~んだ?
「発電所?」。ピン・ポ~ン♪正解です。ここは、浜松市天竜区春野町にある豊岡水力発電所。気田川上流の豊岡堰堤などで取水。212.1メートルの落差を利用し、4台の発電用水車を回して8100KW(許可最大出力)の発電をしているのです。下に見えるのが4ヶ所の放水口。この日は、2ヶ所からだけ水が出ていましたので、フル稼働ではなかったようです。向かって右の施設が変電設備です。
豊岡発電所は昭和13年(1938)2月運用開始。もう1枚の写真が水圧鉄管と呼ばれる、高所から発電所までの水の通り道となる送水パイプです。遠景では細く見えますが、真下に立つとかなりの迫力。このパイプの中を、最大使用時には毎秒5.01立方メートルの水が急角度で落ちて来るのです。
昭和13年とは、どんな時代でしょう?この年の4月には「国家総動員法」が公布。日本軍は着々と中国の占領を進めて、電力需要が急拡大していた時代だと思います。
「発電所?」。ピン・ポ~ン♪正解です。ここは、浜松市天竜区春野町にある豊岡水力発電所。気田川上流の豊岡堰堤などで取水。212.1メートルの落差を利用し、4台の発電用水車を回して8100KW(許可最大出力)の発電をしているのです。下に見えるのが4ヶ所の放水口。この日は、2ヶ所からだけ水が出ていましたので、フル稼働ではなかったようです。向かって右の施設が変電設備です。
豊岡発電所は昭和13年(1938)2月運用開始。もう1枚の写真が水圧鉄管と呼ばれる、高所から発電所までの水の通り道となる送水パイプです。遠景では細く見えますが、真下に立つとかなりの迫力。このパイプの中を、最大使用時には毎秒5.01立方メートルの水が急角度で落ちて来るのです。
昭和13年とは、どんな時代でしょう?この年の4月には「国家総動員法」が公布。日本軍は着々と中国の占領を進めて、電力需要が急拡大していた時代だと思います。
実は、ちょっと下流に小さなダムの「堰堤」がありますが、これは昭和4年に運用開始された気田堰堤。こちらの水は、現在もさらに下流の気田水力発電所に送られています。