2019年02月20日
ダムのある山間の風景④―気田堰堤と豊岡発電所
春野町の気田堰堤と豊岡発電所の古い写真を見つけました。
気田堰堤が建設されたのは昭和4年(1929)。写真は同10年頃となっていますが、正確な撮影時期は不明です。ただ、背後の山肌に写っている鉄管が、豊岡発電所の送水パイプだとすれば、豊岡発電所が同13年(1938)2月に運用開始されて以降のものと推定できます。見た目にはほとんど変わっていません。
豊岡発電所の写真は絵葉書のようです。現在は中部電力が運用管理しているのですが、絵葉書の説明によれば「東邦電力株式会社豊岡發電所全景」となっています。建物の外観は、おそらく耐震補強をしたためか少し変って見えますが、窓の位置などはそのままです。
発電所手前に写っているのは門島橋(かどしまばし)。現在の橋は、気田森林鉄道が廃止された年「昭和34年5月31日竣功」の青色のトラス橋ですが、絵葉書の橋はそれ以前の吊り橋です。
こうして昔と今の写真を比べてみると、時間の流れが見えてきますね。変化の少ないように見られがちな山里にも、確実に時代の変化がさらされています。
気田堰堤が建設されたのは昭和4年(1929)。写真は同10年頃となっていますが、正確な撮影時期は不明です。ただ、背後の山肌に写っている鉄管が、豊岡発電所の送水パイプだとすれば、豊岡発電所が同13年(1938)2月に運用開始されて以降のものと推定できます。見た目にはほとんど変わっていません。
豊岡発電所の写真は絵葉書のようです。現在は中部電力が運用管理しているのですが、絵葉書の説明によれば「東邦電力株式会社豊岡發電所全景」となっています。建物の外観は、おそらく耐震補強をしたためか少し変って見えますが、窓の位置などはそのままです。
発電所手前に写っているのは門島橋(かどしまばし)。現在の橋は、気田森林鉄道が廃止された年「昭和34年5月31日竣功」の青色のトラス橋ですが、絵葉書の橋はそれ以前の吊り橋です。
こうして昔と今の写真を比べてみると、時間の流れが見えてきますね。変化の少ないように見られがちな山里にも、確実に時代の変化がさらされています。
資料となる写真は、気田の大原屋商店の鈴木さんからお借りしました。