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2019年02月23日

水窪森林鉄道について⑪―「栃生会 思い出の掲示板」

栃生会 思い出の掲示板 水窪ダムを訪れたことがある人なら、みんな知っている「栃生会 思い出の掲示板」―湖畔に建てられていて、ダム建設により水没した家々や廃村となった集落と、「諸久頭」「小又村」「瀬戸尻」「戸中村」に点在したかつての人々の暮らしが、今はこの「掲示板」のイラストマップの中に残されています。

 イラストマップの中央を縦断している水色の蛇行が、「水窪ダム」により堰き止められた「戸中川」。そして、川に沿って延びる黒いラインは、「(営林署)戸中山森林山用軌道」。これが、あの「水窪森林鉄道」と呼ばれる線路の軌跡です。

レールで作られたグレーチング 現在の「天竜森林管理署水窪森林事務所」は、かつての「東京営林局水窪営林署」。水窪森林鉄道はここから延びていました。以前紹介した通り、今でも赤錆びたレールが山積みされていますが、その他にも、排水路の覆いグレーチングに使われているのも、実は9本のレールを裏返しに並べられた再利用なのですが、お気づきでしたか?

 水窪森林鉄道が廃止されたのは、昭和42年(1967)。そろそろ、いろんな資料が出て来てほしいのですが・・・。

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