2018年10月06日

鳳来寺山の自然③―コウヤボウキ

コウヤボウキ エンシュウハグマに似た花弁のように見える筒状花を咲かせていたのは、キク科の落葉低木、コウヤボウキ属のコウヤボウキ(高野箒)。10数個の筒状花が集まり1つの頭状花になっていますが、花の先端がクルリと造花のようにカールしています。

 花の見た目が箒に似ているからコウヤボウキの名が付いたと思ったのですが、どうやら高野山金剛峰寺で枝を束ねて箒にしたことに由来しているようです。

 鳳来寺はかつて真言・天台が並存した寺院だったのですが、現在では高野山金剛峰寺と同じ真言宗の寺。そんな鳳来寺山にコウヤボウキが咲いているのも何かの縁です。

 1年目の枝先に花を咲かせ、2年目の枝は枯れてしまうのだとか。それにしても、キク科なのに落葉低木とは意外です。




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