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2018年10月09日

久根鉱山名合支山遺構を訪れる④―八坂神社の「∧一」

八坂神社の「∧一」 現在、浜松市天竜区佐久間町大輪に鎮座する八坂神社は、元々はその上の大滝にあったものとのこと。石鳥居をくぐると左手に金属屋根の手水舎があります。

 写真は、その手水舎の鬼瓦に当たる鬼板。「∧(ヤマ)+一」の屋号が打ち出されています。

 この「∧一」は、久根鉱山を経営していた古河鉱業の社章であり、かつて鉱石を運んだ帆掛け船の帆印として、天竜川を往来した屋号です。「∧一」の社章が、大輪の八坂神社で見られるのは偶然でしょうか?

 いえ、ここ大輪の鉱員住宅に住んでいたのは、名合鉱山の従業員や家族たち。名合鉱山は、古河鉱業が経営する久根鉱山の支山だったのです。



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