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2018年02月25日

参道の途中を飯田線が通る上市場の熊野神社③―レールの幟立

上市場の熊野神社 飯田線の線路で分断された熊野神社参道は、少し東側を迂回し、次の石鳥居前に出ます。その鳥居へと続く石段の下に、4本の金属製幟立が立っていますが、実はこの幟立、鉄道のレールを切って造られているのです。

 上市場と言えば、以前、レールで造られた半鐘台を紹介したことがありました。他の地域では、少し細い森林鉄道のレールが使われるケースが多いのですが、森林鉄道が走っていなかった佐久間で使われたレールは飯田線のもの。森林鉄道のレールとは規格が違い、見た目で太いことが分かります。

 このレールがいつ頃、どのような事情で幟立に使われることになったのかは分かりません。しかし、ここ佐久間では、かつての三信鉄道、現在のJR飯田線が人々の足として大きな役割を果たしたことは間違いありません。

レールの幟立 今後、建設中の「三遠南信自動車道」が佐久間にどのような経済効果をもたらすのかは、不透明な点が多く、見通せません。計画によれば、川合から北へと進み、天竜川を渡って矢嶽山をトンネルで抜け、水窪で国道152号と合流するとのこと。

 佐久間・山香・城西地区を素通りするのでは、ますます地域振興は遠のきます。どのようなアクセス道路が出来、地場産品を販売する道の駅が整備されるのか、早く知りたいもの。イベント施設も整えば、必ずや三遠南信地域の交流の場となるはずです。



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