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2018年03月01日

参道の途中を飯田線が通る上市場の熊野神社⑦―殉国戦士之碑、忠魂碑、散華

殉国戦士之碑 熊野神社の奥は神社とは切り離され、戦没者の英霊を祀る慰霊の空間。一番奥の大きな石碑には「殉国戦士之碑」。「忠魂碑」の横にある丸い円盤状の石碑には、あの「散華」の文字が刻まれています。

忠魂碑 「散華」とは、本来は仏の供養のために蓮の花などを散らしたことに由来し、若くして命を落とした戦没者を美化するために使われるようになった言葉。お国のために命を捧げた若者たちを、蓮ではなく散り際が潔い桜に例えたのでしょうか?

散華の碑 刻まれた名は、何と203人。この人たちが、すべて第二次世界大戦で命を落とした人であったのかは分かりませんが、相当な数であるのは確かです。

 戦争での死に美しい死などあるはずがありません。例え「散華」などと美化しても、それは寿命を全うできない苦しい死であったはず。「華が散るように」死ぬのが「散華」なら、「玉が砕けるように」全滅するのが「玉砕」。「積極的平和主義」などの美化キャッチフレーズに騙されないようにしましょう!



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