› 自然と歴史の中を歩く! › ウォーキング・ぶらり旅・町歩き › 歴史・産業遺産・寺社・文化財 › 「竹の丸」旧松本家住宅を訪ねて⑥―火灯窓と虎斑の床

2018年02月13日

「竹の丸」旧松本家住宅を訪ねて⑥―火灯窓と虎斑の床

床の間と火灯窓 「竹の丸」旧松本家住宅2階貴賓室は和洋折衷様式ですが、部屋の西側には床の間と火灯窓(かとうまど)と呼ばれる伝統的な趣。火灯窓とは、写真のように窓の上枠を火炎形に造った特殊な窓。お寺などで見かけることが多い意匠です。

 床は畳敷ではなくて板敷。4枚の楢と思われる板目板を並べて正方形に加工し、それぞれのブロックを互い違いの市松に張っているのは、廊下と同じ寄木張り。かつては洋風のソファセットが置かれていたようです。

虎斑が浮かぶ楢の寄木張りの床板 楢独特の虎斑(とらふ)と呼ばれる縞模様が浮かぶ柾目板。洋風建築の要素を取り入れてはいても、材の良さが醸し出す自然の趣を大切にするのが、豪商松本家のこだわりだったのでしょう。



同じカテゴリー(ウォーキング・ぶらり旅・町歩き)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
「竹の丸」旧松本家住宅を訪ねて⑥―火灯窓と虎斑の床
    コメント(0)