2018年02月09日
「竹の丸」旧松本家住宅を訪ねて②―伝統の建築様式と技法
「竹の丸」旧松本家住宅には、明治36年(1903)建築の主屋とその後に増改築された離れがあり、日本の伝統的建築様式の主屋に対し、離れは西洋趣味、ハイカラ趣味が融合した造りとなっています。
天井と鴨居の間、部屋と部屋、部屋と廊下などの境目に、採光や換気を考えて設けられるのが欄間です。欄間はもちろん機能だけでなく、装飾も兼ねているため、障子を嵌めるだけでなく、格子や透かし彫刻などを施したものがあります。
「竹の丸」では、縦横の桟を組み合わせた格子欄間と、天を翔る鳳凰を透かしにした彫刻欄間が見られました。
また、縦桟と横桟とを巧みに組み合わせた組子障子には、単なる建具を超えた芸術性を感じてしまいます。これぞ、建具職人最高の技。成熟した伝統的建築様式です。
天井と鴨居の間、部屋と部屋、部屋と廊下などの境目に、採光や換気を考えて設けられるのが欄間です。欄間はもちろん機能だけでなく、装飾も兼ねているため、障子を嵌めるだけでなく、格子や透かし彫刻などを施したものがあります。
「竹の丸」では、縦横の桟を組み合わせた格子欄間と、天を翔る鳳凰を透かしにした彫刻欄間が見られました。
また、縦桟と横桟とを巧みに組み合わせた組子障子には、単なる建具を超えた芸術性を感じてしまいます。これぞ、建具職人最高の技。成熟した伝統的建築様式です。