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2018年02月11日

「竹の丸」旧松本家住宅を訪ねて④―左右対称の板襖と鏡板

左右対称の板襖 同じ「竹の丸」旧松本家住宅の2階貴賓室の見所は、一枚板を使った板襖。杉板だとは思いますが、この幅広の板目を切り出した杉は、どれほどの太さだったのでしょう?

 しかも、よく見ると、2枚の板襖の板目模様は、ほぼ左右対称です。つまり、同じ木から挽いた板。鋸を入れた面を左右に開く形で、1対の板襖にしたというわけです。

根杢が浮いた鏡板 さらに驚くのは、板襖の横にある板壁。こちらも杉の一枚板を左右1対に使っているのですが、その板目はさらに細かく、おそらく株の根が近いところから採取されたもの。根杢(ねもく)と呼ばれる斑のような複雑な木目が浮き上がっています。

 これらの良材は、一体どこからどのようにして入手したものでしょう?そして、その良材を挽いて建具に作り上げた職人は、どこの誰だったのでしょうか?



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