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2017年06月17日

あくら自然観察の道⑮―アサヒナカワトンボの無色翅型

アサヒナカワトンボの無色翅型 トンボの仲間には、翅を開いて止まる仲間と、翅を重ねて閉じて止まる仲間とがあるのに気づいていますか?

 トンボの仲間は均翅亜目と不均翅亜目とに分類されるのですが、翅を重ねて閉じるのは均翅亜目で、翅を開いて止まるのは不均翅亜目なのです。

 均翅亜目は前翅と後翅の形が同じですから前後の翅を揃えて閉じることができます。これに対し、不均翅亜目は前翅と後翅の形が違いますので、前後の翅を重ね合わせることができず、翅を開いて止まっているのです。

 では、どうして前翅と後翅の形が違うのかというと、前後の翅の形を変えることでトンボが飛翔力を向上させたためで、ヤンマやサナエトンボなど飛ぶ力が強い仲間は不均翅亜目。前後の翅を重ねて閉じるアサヒナカワトンボなどは、比較的止まっているところを見かけることが多いのはそのためです。

 アサヒナカワトンボの♂は、橙色をした翅と無色の翅の2種類。私が見たのはアサヒナカワトンボの無色翅型の赤縁紋のようです。



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