浜松市の万葉歌碑を訪ねる②―萩丘の朏三日月稲荷社

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2020年10月03日 05:07

 「引馬野=浜松市中区曳馬」説の根拠としては、「匂ふ榛原(はりはら)」の「榛」を「萩」と考え、かの賀茂真淵が「曳馬野は浜松である」と説いたのも心強い後押し。

 かつて引馬野(曳馬)の中心地であった萩町、現在の浜松市中区萩丘2丁目にある朏(みかづき)三日月稲荷社の横に「引馬野に にほふ榛原 入り乱れ 衣にほはせ 旅のしる志に」の歌碑が建てられています。

 その脇には、歌碑を覆うように茂るミヤギノハギも。ここは、まさに「萩丘」。かつて、文明堂で作っていた「曳馬萩筆」も、野口雨情が作詞し、私もよく知っている縣善三郎さんが作曲した童謡「曳馬の萩筆」も、この万葉歌に基づくものです。

 【関連記事】浜松市の万葉歌碑を訪ねる①―三方原小学校
 【関連記事】浜松市の万葉歌碑を訪ねる③―浜松文芸館跡
 【関連記事】浜松市の万葉歌碑を訪ねる④―寸田ヶ谷の三社神社
 【関連記事】浜松市の万葉歌碑を訪ねる⑤―五社公園
 【関連記事】浜松市の万葉歌碑を訪ねる⑥―南陽協働センター
 【関連記事】浜松市の万葉歌碑を訪ねる⑦―真淵翁顕彰碑広場

 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑪―堅香子草
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅㉔―「海行かば」の碑
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅㉕―大伴家持卿像
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅㉙―万葉歴史館
 【関連記事】浜北・貴布禰神社&「森岡の家」跡を訪ねる⑫―万葉歌碑
 【関連記事】真夏の中田島砂丘を歩く⑥―万葉歌碑と浜昼顔
 【関連記事】磐田市の万葉歌碑を訪ねる①―竜洋なぎの木会館
 【関連記事】磐田市の万葉歌碑を訪ねる②―ナギの木と帆掛け船のオブジェ
 【関連記事】磐田市の万葉歌碑を訪ねる③―御殿遺跡公園
 【関連記事】磐田市の万葉歌碑を訪ねる④―川嶋龍洲先生書の歌碑
 【関連記事】磐田市の万葉歌碑を訪ねる⑤―整備工事中の今之浦公園
 【関連記事】磐田市の万葉歌碑を訪ねる⑥―今之浦文学碑
 【関連記事】磐田市の万葉歌碑を訪ねる⑦―ワークピア磐田駐車場
 【関連記事】細江町の万葉歌碑を訪ねる①―細江公園
 【関連記事】細江町の万葉歌碑を訪ねる②―西気賀小学校
 【関連記事】細江町の万葉歌碑を訪ねる③―「引佐細江のみをつくし」とプリンス岬
 【関連記事】細江町の万葉歌碑を訪ねる④―吾跡川楊
 【関連記事】浜北の万葉歌碑を訪ねる①―「万葉の森公園」
 【関連記事】浜北の万葉歌碑を訪ねる②―3基の歌碑
 【関連記事】浜北の万葉歌碑を訪ねる③―「静岡県の万葉歌碑」と駐車場の歌碑
 【関連記事】浜北の万葉歌碑を訪ねる④―麁玉協働センター
 【関連記事】浜北の万葉歌碑を訪ねる⑤―宮口の八幡神社
 【関連記事】三ヶ日町の万葉歌碑を訪ねる①―三ヶ日中学校
 【関連記事】三ヶ日町の万葉歌碑を訪ねる②―乎那の峯
 【関連記事】御前崎の万葉歌碑を訪ねる①―「白羽=御前崎市白羽」説
 【関連記事】袋井市の万葉歌碑を訪ねる①―梅山八幡神社
 【関連記事】袋井市の万葉歌碑を訪ねる②―浅羽図書館
 【関連記事】袋井市の万葉歌碑を訪ねる③―袋井中学校

関連記事