2019年10月07日

春野町は秋祭りの季節④―高砂社

「高砂社」の屋台 春野町の屋台は、唐破風付き漆塗りの二輪屋台。これは遠州地方独特の屋台だと紹介しましたが、実は春野には四輪屋台もありました。

 写真は、砂川(いさがわ)の八坂神社の祭礼で曳かれる「高砂社」の屋台。白木造りの四輪で手木の付いた屋台です。10年前(2009)の10月10日、屋台小屋の前に曳き出され、爽やかな秋風に吹かれていました。

 東西から続く秋葉道の到達点となる春野は、中東遠に特徴的な二輪屋台と、二俣や佐久間など天竜川流域の四輪屋台とが混在する地域。おそらく、東からと西からの伝統が春野独自の祭り文化を作り上げたのだと思います。

砂川の茶園 八坂神社の祭礼では、花火も揚げられたとのこと。山間の小さな空に揚がった迫力満点の音と光とが、実りの秋を迎えた感謝の気持ちを鎮守の神様へと届けたことでしょう。

 砂川は、新宮池のある和泉平から、春埜杉で有名な花島に抜ける山道の途中にある集落。有機茶の栽培で知られる「ちゃばら(茶園)」が、人と自然とが関わる癒しの風景を展開しています。



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