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2019年10月07日

刈入れ間近の田んぼ雑草⑥―スベリヒユ、ヒメマツバボタンとクルマバザクロソウ

スベリヒユ ポーチュラカ(ハナスベリヒユ)の原種とされているのは同じスベリヒユ科のスベリヒユ。なぜ「滑ひゆ(スベリヒユ)」なのかは、茹でた時に出るぬめりに由来しているとのこと。なぜ、茹でるのか?それは、食べるためです。

ヒメマツバボタン 特に、山形県では「ひょう」とも呼ばれ、茹でて芥子醤油で食べ、干して保存食にもされた山菜。またの名を「すべらん草」と呼び、受験生 に「スベリヒユ」を食べさせる地域もあるんだって。

 さらに同じスベリヒユ科のヒメマツバボタンはマツバボタンの原種。小さな花に近づいて見れば、華やかな赤い花は、確かにマツバボタンにそっくりです。

クルマバザクロソウ 小さな小さな白い花を咲かせていたのはザクロソウ科のクルマバザクロソウ。熱帯アメリカ原産の外来種です。

 5弁に見えているのは、実は萼片。「車葉」の名の通り、葉が輪生のように見えますが、よく見ると輪生ではなくて互生。何だか、騙されてばかりですが、花言葉は「懐の深い」だって。包容力があるということ?それとも、片腕を前に突き出し、敵にラグビーボールを渡さないっていうこと?

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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:48│Comments(0)野の花・植物
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