2019年06月08日
カルスト地形の竜ヶ石山を歩く⑤―コウゾとヤブムラサキ
カレンフェルトの山道を山頂に向かって登る途中で出会ったのは、和紙の原料として利用されて来たコウゾ(楮)。花はそろそろ終わりの時季に近づき、毛玉のような雌花の毛は短くなっていますので、そろそろ結実の季節が近づいているようです。
秋葉山ではまだ蕾だったヤブムラサキの花が、竜ヶ石山ではもう咲いていました。ヤブムラサキと言えば、知る人ぞ知る金属鉱床を探すための指標植物ですが、ここは石灰岩地帯。ヤブムラサキはカルスト地帯も好むようです。
秋葉山ではまだ蕾だったヤブムラサキの花が、竜ヶ石山ではもう咲いていました。ヤブムラサキと言えば、知る人ぞ知る金属鉱床を探すための指標植物ですが、ここは石灰岩地帯。ヤブムラサキはカルスト地帯も好むようです。
そして、山道の傾斜は少し急になり、右手に虎ロープをつかみながらのなんちゃって登山。コウゾもヤブムラサキも枝の下に花を付けますから、ここで思いっきり腰を伸ばし、歩き始めて約1時間で山頂に到着することができました。