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2019年05月31日

富士山麓の西臼塚ハイキング④―ミズナラの巨木と「山の神」

ミズナラの巨木 西臼塚周辺は樹齢を重ねた自生の広葉樹、針葉樹が覆い、木洩れ日を浴びて歩くだけで、私たち人間の手の及ばない自然の恵みを感じることができます。

 そして、その豊かな自然を支配し管理しているのが「山の神」。ミズナラの巨木の根元には、小さな石祠が置かれ、その横には次のような解説看板が建てられていました。

「山の神」のはなし

 伊耶那岐、伊耶那美おふたかたの神の御子、大山祇命は、山の神として古来より日本民族の信仰をあつめています。

 この神さまは、山に木を植えたり木を伐採する人達の神として祀られています。

 この祠は、富士山国有林内で山仕事をする人々が、いつの時代にか祀ったもので、この大木は「楢(みずなら)」という樹種で、樹齢は、三〇〇年位と推定され、神宿る木として祠を建てたものです。関係者が山仕事の安全を祈願するため、毎年一月、五月、九月の十七日は例祭が催されます。

「山の神」の祠 なお、天孫降臨神話の「木花咲耶姫」は、大山祇命の姫君で、父神と共に富士山を守る神として浅間神社に祀られています。(古事記より)


 ここで言っている「山の神」は箱根駅伝とは関係なく、山を支配する神のこと。「山の神」は多くの場合は女神。富士山の「山の神」である「木花咲耶姫」ももちろん女神です。

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