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2019年03月18日

校門だけが残る風景③―「宮川小学校」

大天狗面 浜松市天竜区の春野を訪ねた人の記念写真なら、この「大天狗面」前。日本一の大きさと言われるこの「大天狗面」は、昭和60年(1985)に神戸総合運動公園で開かれた「全国都市緑化フェア(コウベグリーンエキスポ’85)」に出展されたもの。「天狗の里」づくりを目指していた旧春野町が、もらい受け移設したのだそうです。

 そして、ここが旧「春野町立宮川(みやがわ)小学校」跡。もっと遡れば「周智郡宮川尋常小学校」。「大天狗面」が建てられているのは広場ではなく、旧「宮川小学校」の校庭でした。

旧「宮川小学校」の校門 当時のまま残されている旧「宮川小学校」の校門を見てください。よく見る校門は、校名の入った表札が埋め込まれた何の変哲もない四角いコンクリート柱。ところが、写真の門柱の先端近くには、「川宮文宮川」の文字がデザインされています。これって、何?何て読むの?

古い絵葉書「周智郡氣多村宮川學校之校庭(森町山口寫眞館撮影)」 右から読んでも「川宮文宮川」。一体、いつ、誰がデザインしたんでしょう?オシャレだとは思いませんか?左から読んでも「川宮文宮川」。昭和11年4月29日の日付が記されています。もっと言えば、鏡に写して読んでも「川宮文宮川」です。

 そして、気田の「大原商店」の鈴木さんからお借りした古い絵葉書は「周智郡氣多村宮川學校之校庭(森町山口寫眞館撮影)」。子どもたちは、着物に袴の正装。校舎の入口に日章旗が掲げられているところを見ると、卒業式など、特別な日に撮られた写真だと思われます。

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