2019年03月08日

旧山香小の思い出②―山香っ子

旧山香小に残されていた壁画 山香地区大井の「山香ふるさと村」では、会員さんにミニコミ紙『ふるさと』を届けています。これは「ふるさと」を離れた人たちに、懐かしい山香の様子を知らせるもので、ワープロではなく手書きの文字が並ぶ、文字通りの「手作り新聞」です。

 平成18年に発行された『ふるさと』の中に、廃校となった山香小学校の閉校式の様子がレポートされていましたので紹介させていただきます。

 3月26日、山香小体育館において閉校式が行われました。

 明治7年学制発布の年、中芹地内に創立以来、明治、大正、昭和、平成と132年の年月を重ね、今、山香小学校は幕を閉じることになりました。

 当日は、浜松の北脇市長、土屋教育長をはじめ、議会議員等、各部署の長の方々が見えられ、地元山香からは元町長、議員や自治会長等に加えて元教員と山香小児童等で会場は埋めつくされていました。

 そして市教育長の132年にわたる山香小の経過報告の後、それぞれの役職に応じた6人の挨拶が続きました。

 みんな山香小の歴史や思い出等を語られ、聞き入る方々も共通の思いや感慨がおありのように見受けられました。どの方の口からも必ず聞かれましたのが「淋しい」と言う言葉でした。素直な思いでしょうね。

 その後、児童による発表に移りました。「菜の花畑に入り日うすれ・・・」の斉唱の後、12名各々の思い出が語られ、器楽合奏も行われましたが、大勢の来賓の方々を前に緊張したのか、堅い表情でした。

 4月からは12名揃って新しい学校での生活が始まります。友達もふえます。こんないい事はありません。父兄の方々も喜んでおられると思います。

 山香っ子、元気にたくましく育ってと願います


 まもなく、旧「山香小学校」が廃校となってから13年目の新学期が始まります。「山香っ子」は元気に育っていることでしょう。

 


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