2018年12月21日
2018年、第2回「ガイド付き秋葉山参拝ハイキング」⑫―川が蛇行する理由
元々は真っ直ぐに流れたい川ですが、高低差が少ない平地に至った辺りに上流から運ばれた土砂や礫が堆積し、これが自然堤防になります。自然堤防の中に堆積した土砂や礫は河原となり、流れの速さにムラが生じます。
ムラが生じると、流速が速い側の堆積物は浸食され、遅い側に堆積が進み、年月が経つにつれ浸食側と堆積側の差が大きくなり、蛇行は日を追って大きくなって行くのです。
しかし、上流で大雨が降り、水量が一気に増した場合には流速が増し、堆積面を貫いてしまうこともあり、切り離された堆積面が中州となります。
これが、川が蛇行する理由。天竜川が「竜」に例えられたのは、この激しい蛇行によるものです。