2019年02月21日
堀之内城山城を訪ねる①―瑞雲坂、大日如来、穴開き石
浜松市天竜区春野町にある堀之内城山城へは、かつての秋葉路、瑞雲坂を登って行きます。
幅50センチほどで1人がやっと通れるくらいの細い杉林の山道を進むと、尾根伝いに小奈良安へと続く少しなだらかな道に出ます。そして、そこに鎮座しているのは、大日如来の石像。宝暦2年(1752)に建てられたもので、風化もなく保存状態は良好。宝冠を被った頭部と忍者のような智拳印。典型的な金剛界大日如来のお姿です。
ここに大日如来が祀られているとの話は、以前から聞いていましたが、拝見したのはこの時が初めて。すぐ脇に立つ木に、針金を通した穴開き石が吊るされています。この大日如来へは、耳の不自由な人の信仰があったと聞いていましたので、おそらくこの穴開き石も、そんな願いを込めての奉納だろうと思います。
そう言えば、同じものを犬居橋東の「弁天さん」で見たことが・・・。ここでは、穴の開いた石のほか、靴や草履などが奉納され、さながら足神様のようになっていましたが、元々は若身と犬居とを結んでいた勝軍橋の架橋の時に移座された「勝軍地蔵」だ、という説もあるようです。
幅50センチほどで1人がやっと通れるくらいの細い杉林の山道を進むと、尾根伝いに小奈良安へと続く少しなだらかな道に出ます。そして、そこに鎮座しているのは、大日如来の石像。宝暦2年(1752)に建てられたもので、風化もなく保存状態は良好。宝冠を被った頭部と忍者のような智拳印。典型的な金剛界大日如来のお姿です。
ここに大日如来が祀られているとの話は、以前から聞いていましたが、拝見したのはこの時が初めて。すぐ脇に立つ木に、針金を通した穴開き石が吊るされています。この大日如来へは、耳の不自由な人の信仰があったと聞いていましたので、おそらくこの穴開き石も、そんな願いを込めての奉納だろうと思います。
そう言えば、同じものを犬居橋東の「弁天さん」で見たことが・・・。ここでは、穴の開いた石のほか、靴や草履などが奉納され、さながら足神様のようになっていましたが、元々は若身と犬居とを結んでいた勝軍橋の架橋の時に移座された「勝軍地蔵」だ、という説もあるようです。
それにしても、かつての秋葉道はこんな山道?現在では山仕事をする人以外は通らないと思われるこんな山道で、江戸時代の秋葉詣の人並みが行列を作っていたのでしょうか?秋葉道が塩の道も兼ねていたとすれば、大日如来の前を馬や荷車くらいは通ったはずです。