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2018年09月15日

秋の気配の秋葉山④―ヤブツルアズキと秋海棠

ヤブツルアズキ 秋葉山表参道の石畳の坂で見かけた鮮やかな黄色い花は、小豆の原種と言われているヤブツルアズキ。蔓の先に捩れた花を咲かせるのはノアズキと同じですが、葉の形が少し違っています。

 近くには、名前に「秋」と付けられた秋海棠(シュウカイドウ)の花も咲いていました。

 「秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり」―これは、松尾芭蕉が「秋海棠の花がスイカの実のような赤い色で咲いている」と「秋の気配」を詠んだ句です。

秋海棠 シュウカイドウが中国から渡って来たのは寛永年間(1624~1643)とのこと。アフリカ原産のスイカが渡って来たのも慶安年間(1648~1651)。芭蕉が詠んだシュウカイドウもスイカも、当時としては大変珍しい異国の植物でした。

 このシュウカイドウも、江戸時代に訪れた秋葉詣の誰かさんが植えたものが野生化しているのかも知れませんね。

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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:46│Comments(0)秋葉山・AKG(秋葉観光ガイド)野の花・植物
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